ワイヤ式変位計 (防水型)(地中変位計)PV-100-□SG
地盤の深度毎の圧密沈下、トンネル・地下発電所など地下空洞建設に伴う周辺地山の多段変位或いは大規模斜面のすべり変位などを測定する計器です。地表部に設置した頭部(変換器)とボーリング孔内に多段に設置したアンカー間の変位を電気的に変換して出力します。Φ66~120mm程度(地質による)のボーリング孔に最大8点までの測定を設けることができます。
□には1~8の数字が入り、測定点数1~8(段)を示します。
頭部・変換部
型式 | PV-100-□SG | |
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測定範囲 ()内は出荷時 固定位置 |
±50mm (-30mm : +70mm) |
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測定点数(□) | 1、2、3、4、5、6点 | 7、8点 |
定格出力(RO) | ±1.2mV/V以上 | |
定格出力ひずみ | ±2,400×10-6st 以上 | |
直線性 | ±0.2%RO以内 | |
ヒステリシス | ±0.2%RO以内 | |
許容過負荷 | 100% | |
許容温度範囲 | -20~+60℃ | |
分解能 | 0.10%RO | |
許容耐水圧 | 0.8MPa | |
最大印加電圧 | 10V | |
入・出力抵抗 | 入力350Ω、出力350~630Ω | |
絶縁抵抗 | DC25Vにて500MΩ以上 | |
寸法(頭部/フランジ) (変換部) |
φ165/φ220×H68mm φ60×L390mm |
φ188/φ250×H72mm φ70×L392mm |
質量 | 7.5kg | 10kg |
ケーブル | SESVC24-0.3 (0.3mm2 24心) |
SESVC32-0.3 (0.3mm2 32心) |
ケーブル 標準長 |
1.5m |
■極性は、+:変位増加(壁面が押し出してくる方向)を示します。
測定ワイヤ
型式 | ロッド | 外側チューブ | 質量 |
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VW |
オイルテンパー線 シリコンクロム銅 φ5mm |
硬質ポリエチレン (内径)φ6.5/(外径)φ9.5mm |
約0.25kg/m |
水圧式アンカー
型式 | WPA-66 | WPA-76 | WPA-86 |
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アンカ開放力 | 最大5.0MPa | ||
適用削孔径(※1) | φ66~86mm | φ76~100mm | φ86~120mm |
寸法 | φ60×L100mm | φ70×L105mm | φ80×L105mm |
質量 | 約0.6kg | 約1.2kg | 約1.6kg |
加圧チューブ | ナイロン製 内径φ3.48/外径φ4.76mm | ||
適応点数(※2) | 1~6点 | 7、8点 |
■(※1)設置場所の地質によります。
■(※2)変換部より遠いものから、1番、2番、3番‥と表します。